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2025年1月の電子情報通信学会NS研究会において3件の奨励講演を行いました

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 2025年1月23日〜24日に大阪市東淀川区民会館で開催された電子情報通信学会ネットワークシステム(NS)研究会において、三好研修士課程2年の浅野瑞稀さん、山崎研修士課程2年の渡部海斗君、及び共同研究を実施している日本大学上田研修士1年の前田晃杜君が奨励講演を行いました。奨励講演は、過去に開催されたNS研究会で研究発表を行った際に、将来性が期待される発表に対して与えられる特別講演枠です。

 浅野さんの発表は、「リアルタイムIoTデバイス識別のためのトラヒックパターンマッピング手法の評価」。安全で安心かつ快適なスマートホーム環境の実現に向け、接続されているIoTデバイスの自動識別は重要な課題です。浅野さんは学部4年のときから本課題に取り組んでいますが、今回の発表ではIoTデバイスをリアルタイムに識別するための手法を提案しました。トラヒックパターンマッピングという手法を用いて解析を行うことで、識別にかかる計算時間を大幅に削減することに成功しました。

 渡邉君の発表は、「3Dモバイルクラウドセンシングシステムによる点群データの収集と分析」。まちのデジタルツインを構築するためには、建物や地形などをスキャンしデジタルデータにする必要がありますが、これには膨大なセンシング作業が必要。そこで、スマートフォンを利用して一般ユーザが空間センシングに参加し、これらを収集するシステムを考案、実験によりシステムの有効性を確認しました。

 前田君の発表は、「無人移動機の移動時間をを考慮したOLSRベースのリンク単位ロック経路構築法」。近い将来、無人航空機(UAV)を用いた宅配の実現が期待されていますが、高密度にUAVが飛行するには航空管理システムが必要になります。本発表ではUAVどうしが衝突する危険を取り除くため、飛行経路をロックして交差する経路上に他のUAVが侵入するのを防止する仕組みを提案、シミュレーションにより有効性を検証しました。

 浅野さん、渡邉君、前田君は、これらの研究発表により、それぞれ「若手研究奨励賞」を受賞しました。若手研究奨励賞は、奨励講演を行った者のなかから今後の活躍が期待できると認められた発表者に与えられる賞です。皆さん、受賞おめでとうございます!今後ますますの活躍に期待しています!


発表論文一覧

  • 前田晃杜,上田清志,三好 匠,山崎 託,山本 嶺,"無人移動機の移動時間を考慮したOLSRベースのリンク単位ロック経路構築法(奨励講演)," 電子情報通信学会技術研究報告,Vol. 124,No. 344,NS2024-181,pp. 65-70,January 2025.(若手研究奨励賞受賞,受賞者:前田晃杜

  • 浅野瑞稀,山崎 託,三好 匠,"リアルタイムIoTデバイス識別のためのトラヒックパターンマッピング手法の効果(奨励講演)," 電子情報通信学会技術研究報告,Vol. 124,No. 344,NS2024-182,pp. 71-76,January 2025.(若手研究奨励賞受賞,受賞者:浅野瑞稀

  • 渡邉海斗,三好 匠,山崎 託,"3Dモバイルクラウドセンシングシステムにおける点群データの収集と分析(奨励講演)," 電子情報通信学会技術研究報告,Vol. 124,No. 344,NS2024-193,pp. 132-135,January 2025.(若手研究奨励賞受賞,受賞者:渡邉海斗


写真:奨励講演を行う浅野瑞稀さん

 

 

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