博士課程3年のNguyen Huu Phat君が、SoftCOM2011最優秀論文賞を受賞しました!!
当研究室博士課程3年のNguyen Huu Phat君が、9月にクロアチア・フヴァルで開催された国際会議「International Conference on Software, Telecommunications and Computer Networks (SoftCOM2011)」において、最優秀論文賞(The Best Paper Award)を受賞しました!!
受賞対象論文は「Efficient Motion Estimation Algorithm Using Edge Feature and Arithmetic Coding for Video Compression on WVSNs」(無線センサネットワークでの映像圧縮における画像境界の特徴と算術符号を利用した移動予測アルゴリズム)。複数のセンサを配備し、センシングした映像情報を送信する無線センサネットワークでは、センサの電力消費を抑えることが課題。映像の圧縮方式としてMPEG2やH.264などが有名ですが、これらの方式はDVDプレーヤーやパソコンで使用することを前提に開発されているので、無線センサネットワークで使うには処理負荷や消費電力が問題になります。本論文では、対象の移動予測を用いて、動きのある部分だけを保存して通信量を削減する手法を提案しました。また、算術符号と重複双直交変換を用いることで、更なるデータ圧縮と映像品質の向上を実現しました。
Phat君は現在博士課程3年。博士学位取得に向けて、着実に研究実績を挙げています。この調子で最終審査まで頑張りましょう!
Copyright (c) 2007-2021 Multimedia Information Network Laboratory, SIT, All rights reserved.