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電子情報通信学会論文誌に共同研究の成果が掲載されました

 2007年より共同で実施してきた共同研究が、一つの成果として結実しました。MINETでは、NTTコミュニケーションズの江口眞人氏、NICTの山崎達也氏、朝日大学の矢守恭子先生とともに、ユーザ体感品質(QoE)に関する研究を続けておりますが、論文「遅延条件とコンテンツに対する選好を考慮した共分散構造分析によるQoEモデルの構築」が2009年12月号の電子情報通信学会論文誌(B)に掲載されました。
 従来、インターネットのサービス品質は遅延時間や帯域などで表現されてきましたが、実際にユーザが感じる品質はさまざまな要因に影響を受けると考えられます。例えば、ユーザの嗜好やその場の環境などによって、遅延時間の感じ方は変化するのではないか、という仮定です。本論文では、映像配信サービスのYouTubeを利用し、インターネットサービス品質に対する満足度がユーザの選好によって有意に影響を受けることを明らかにしました。また、このような特徴ごとに4種類のセグメント化が可能であることも明らかにしました。

 

 

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