ICCE2025において、MYLabから論文発表した4名が賞を受賞しました！
2025年1月11〜14日にアメリカ・ラスベガスにおいて開催された国際会議「IEEE International Conference on Consumer Electronics (ICCE 2025)」において、三好・山崎研究室（MYLab）の学生が発表した4件の論文がさまざまな賞を受賞しました！
まず1件目、「Best Regional Paper Award」に、三好研修士2年の浅野瑞稀さんが発表した「Real-Time IoT Device Identification Using Traffic Pattern Mapping Model（トラヒックパターンマッピングモデルを用いたリアルタイムIoTデバイス識別）」が選出されました！この賞は、最高位の「Best Paper Award」（1件のみ選出）にわずかに及ばなかった論文が選ばれるもので、各地域からの投稿数に応じて受賞者数が割り当てられるとのこと。本論文では、IoTデバイスから出力されるトラヒックをモデル化し、リアルタイムに符号化列に変換するとともに、機械学習を用いてデバイス名を識別する方法を提案しました。これにより、家庭用ルータでの計算コストを削減するとともに、リアルタイムでの識別を実現しました。
2件目は「Best Student Poster Award」で、山崎研修士1年の佐藤淳哉君が発表した「Preliminary Evaluation of Spatial Features for Real-Time Importance Estimation in Point Cloud（点群データの重要性をリアルタイムに推定するための空間特性の初期評価）」が選出されました！この賞は、学生が行ったポスター発表の中から2件が選出されました。本論文では、スマートシティで利用される都市規模の3D点群データの重要性を、リアルタイムに評価するための手法を提案しました。フレーム間の空間的特徴の時間的変化に基づいて重要度を並列計算することで、リアルタイム性能を実現しました。
更に、「Best Session Presentation Award」という賞があり、各発表セッションのなかで最も素晴らしいプレゼンを行った発表者が選出されました。この賞に、山崎研修士2年の渡邉海斗君と学部4年の山口芳輝君が選出されました。渡邉君の論文では、スマートフォンを利用した3D点群収集のためのクラウドセンシングシステムを開発し、複数のユーザで点群を取得したときの品質向上を評価しました。山口君の論文では、何らかの理由で3D点群データを損失してしまったときに、損失フレームを補完する手法を提案しました。
受賞論文
Mizuki Asano, Taku Yamazaki, Takumi Miyoshi, "Real-Time IoT Device Identification Using Traffic Pattern Mapping Model," IEEE International Conference on Consumer Electronics, Las Vegas, NV, USA, January 2025. (Best Regional Paper Award)
Junya Sato, Yuki Umemoto, Takumi Miyoshi, Taku Yamazaki, and Ryoichi Shinkuma, "Preliminary Evaluation of Spatial Features for Real-Time Importance Estimation in Point Cloud," IEEE International Conference on Consumer Electronics, Las Vegas, NV, USA, January 2025. (Best Student Poster Award)
Kaito Watanabe, Takumi Miyoshi, Taku Yamazaki, "Preliminary Experiment on Point Cloud Collection through 3D Mobile Crowdsensing," IEEE International Conference on Consumer Electronics, Las Vegas, NV, USA, January 2025. (Best Session Presentation Award，受賞者：Kaito Watanabe)
Yoshiki Yamaguchi, Yuki Umemoto, Takumi Miyoshi, Taku Yamazaki, and Ryoichi Shinkuma, "Real-Time Recursive Point Cloud Prediction for Interpolating Anomalous Frames," IEEE International Conference on Consumer Electronics, Las Vegas, NV, USA, January 2025. (Best Session Presentation Award，受賞者：Yoshiki Yamaguchi)
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