日本大学 上田清志教授との共同研究論文がMDPI Informationに掲載されました！
日本大学工学部情報工学科教授の上田清志先生と実施しているUAVに関連する共同研究論文が、MDPIが発行するオンラインジャーナルInformationに掲載されました。
Relay Node Selection Methods for UAV Navigation Route Constructions in Wireless Multi-hop Network Using Smart Meter Devices（スマートメータデバイスを用いた無線マルチホップネットワークにおけるUAV飛行経路構築のための中継ノード選択手法）
（論文要旨）
無人航空機（UAV）は，路上の混雑や労働者不足などさまざまな問題を解消できる手段として期待されている．筆者らは，パケット交換ネットワークにおける仮想回線システムやデータ通信方式に発想を得た分散型UAV飛行管理システムを開発している．各家庭に無線通信装置を設置することで，UAVが地上からの無線信号を辿りながらマルチホップネットワークのように飛行することが可能となる．このとき，地上の無線通信装置をノード，無線通信装置間の接続をリンク，UAVをパケットとみなすことができるが，ノードが増加することで制御メッセージのトラヒックが増加する懸念がある．本稿では，接続性を最適化する中継ノード選択手法として，ランダム選択手法，2つの隣接ノードベース手法，及びOLSRのMPRを使用した手法の4手法を提案した．NS3を用いたシミュレーションにより，経路構築成功率，中継ノード数，経路長などを評価した．その結果，MPRを使用した手法が最も効率的なUAV経路を発見できることを示した．
上記の論文はオープンアクセスです。MDPIのサイトからダウンロードできます。
Shuto Ohkawa, Kiyoshi Ueda, Takumi Miyoshi, Taku Yamazaki, Ryo Yamamoto, and Nobuo Funabiki, "Relay Node Selection Methods for UAV Navigation Route Constructions in Wireless Multi-hop Network Using Smart Meter Devices," Information, Vol. 16, No. 1: 22, 25 pages, January 2025. DOI:10.3390/info16010022
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